二十四節氣

2025 『小満』| 夏も近づく八十八夜に茶摘みをすること

小満shouman小満とは万物が成長し、天地に満ち始める頃です。恵那山麓の小満は草木が勢いを増し、田畑には生命の鼓動が響いています。そこには「小さく満ちる」「少し満足する」という意味が込められているといいます。今年はなんだか寒い日が多く、農...
寄稿

百年続く芋農家を継いだ小池菜摘さんがいのちとのつながりを意識すること

大阪の小学生として訪れた中津川に嫁ぐことはもちろん想像していなかったし、東日本大震災を都心で経験したことで憧れた農家になることもちょっとも想定しない生い立ちでしたが、いつの間にやらすっかり中津川の農家になりました。
二十四節氣

2025 『立夏』|暮らしの中心にあったはずの本来の米づくりとは 

風薫る皐月に入り、立夏となりました。暦の上では夏となり、陽射しはやわらかく、生命の息吹が満ちているのを感じます。
二十四節氣

2025 『穀雨』❘変化のある坂本と、変わらないたけのこ

穀物の雨と書いて穀雨。少し前まで冷たかった雨もこの頃になると暖かい雨に変わります。穀雨は桜の花を散らし、私たちの先人は過ぎ去ろうとする春を「行く春ゆくはる」と表現しました。
二十四節氣

2025『清明』 | 日本列島が成立した時代の想いを馳せるシデコブシ

清明 seimei 清く明るいと書いて清明という節気がやってきました。万物がすがすがしく明るく美しい時期です。この頃は、草木が芽吹き、花が咲き始め、生きとし生けるものが輝き始める、まさに春爛漫の季節。太陽の光がやわらかく、鳥たちのさえずりが...
寄稿

恵那峡を望むカフェヴィンヤードで発酵ランチを提供する杉崎彩乃さんに出会う

百万人の中核都市に生まれ高尾山や奥多摩の自然に癒される人々の中に育ちました。
二十四節氣

2025 『春分』 | 陽が増えていく陰陽転化の日に、みかさぎ麹屋を訪ねる

春分の日は国民の祝日の一つで、自然をたたえ、生物をいつくしむ日とされています。恵那山麓ではもうすぐ桜まつりがはじまり、私たちはさくらの開花予想と天気予報を何度も確認します。
二十四節氣

2025 『啓蟄』 |  温度と湿度で菌が活発になる春に小いた園にてしいたけを愛でる

恵那山麓では、クヌギやコナラなどの原木にしいたけの菌を打って育てる家庭もあります。これからの時期は「春子」と言って収穫が盛んな時期です。
寄稿

東京、世界を巡り中津川に帰省した前田一輝さんが経験からつくりあげた人生観

「綺麗」なものを見るとどうして人の心は変化するのでしょうか?山や川などの自然、建物、芸術…心を動かす場所は世界中の至るところに存在します。
二十四節氣

2025 | 『雨水』 雪解け水が流れるローマン渓谷

雨水 usui 山に積もった雪が解け、雨になるという意味の雨水。暦が春になったとたんに、恵那山麓では雪がしんしんと降る予報が続きます。早朝から雪かきの日々を何日か過ごし、予定をいくつかキャンセルし、家の中で過ごしました。山間部では冬期休業と...