二十四節氣『立夏』

ゑなの結
ヤッホー!!日本の暦・二十四節気(にじゅうしせっき)とともに、恵那山麓からお届けしています。春夏秋冬をさらに6つにわけ、24の季節を感じることは多忙な時代のスロウでヒトヤスミな時間。
そしてほとんどの人が農民だった時代のコミュニティは結といわれ、人々はお互いに労力を交換して助け合ってきた背景があります。恵那山を崇拝の対象としていた旧恵那郡を『ゑな』とし、ヒト・モノ・コトと繋がりながら令和の結って何だろう?と考えます。

立夏 りっか

夏が立つと書いて立夏。ツツジやシャクナゲ、なんじゃもんじゃの花が咲き、暦の上では夏の始まりです。恵那山麓では透きとおる青空に、こいのぼりの親子が気持ちよさそうに泳ぎます。一年のうちで、もっとも過ごしやすい季節ではないでしょうか。

「八十八夜の別れ霜」という目安もあり、立春から八十八夜目からは遅霜も降りないとされています。寒暖差のあるこの地域もようやくポット苗を畑に植えても心配ないという時期。私も『春分』にまいた藍の苗を移植しました。「藍植う」とは晩春の季語とされますが恵那山麓では立夏のころが安心です。植えた後に緑雨が降ると苗がピンと背筋を伸ばし、なんとも満たされた気分になります。

雨が降った次の日はワラビや筍の収穫が見込め、大地の恵みを存分にいただけます。田植えもこの時期で、時を逃すわけにはいかないことが何やら多いです。立夏のこの地域のひとは、いそいそしているように見えるかもしれませんね。わたしも今日はこれから筍掘りに誘われています。

野草

子どものころお友達とシロツメクサを摘んで花かんむりを作り、四葉のクローバーを探した思い出はありませんか。それは一年でもっとも過ごしやすいこの時期だったかもしれません。大人になった今、この時期に散歩の習慣をスタートするのはいかがですか。散歩を愛した偉人の話(例えば一日に決まって3時間歩いたというディケンズのように)もあるように、野を散歩すると得るものがありそうです。

私は先日山里楽耕(やまざとがっこう)の春夏の野草暮らし~野草さんぽと活用法~に参加しました。野草ライフコーディネーターとして、絵本作家としても活躍されているまつおあいこさんから教わる野草の魅力は、誰もが手に取れるこの地域の魅力でもあると思います。 野草を摘んでいると豊かな世界を見ることができます。こんなに種類があるんだ、と気付きも。日陰が好き、水が好き、地面に張り付くように広がる葉もあれば、ひげを出して上に伸びる種類もあります。まつおあいこさんからは、毒草のことも教わりました。植物から多様性を感じ取ることができます。

今回学んだ活用法は、摘んだ野草を菜飯にしておむすびをつくり、青、黄、紫、桃色の花を飾るというもの。また乾燥させて煎じて飲むお茶はブレンドのバランスで毎回違う香りと風味を味わうことができます。 野草には日本の生活を支えてきた歴史があります。有用植物ともいわれ、食用だけではなく繊維にしてまとったり、燃料、薬用、観賞用とさまざまに使われる暮らしの知恵が詰まっています。恵那市岩村町で幼少期を過ごした植物学者の三好学博士が残したような学問から、おばあちゃんの知恵袋まで幅も広い野草は、今回のイベントのようにコミュニティで楽しめます。この先の未来もこの足元の味わい深く力強い魅力が、多様な人々に広がるといいなと思います。

sponsored/ Koikelab. https://www.instagram.com/koike_lab/

cooperation/ 山里楽耕 https://www.instagram.com/enayamazatogakko/

cooperation/まつおあいこさん https://www.instagram.com/mayudamamayutama/

『ゑなの結』はフリーペーパーの作成もしています

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