二十四節氣『寒露』

ゑなの結
ヤッホー。日本の暦・二十四節気(にじゅうしせっき)とともに、恵那山麓からお届けしているfree paperです。春夏秋冬をさらに六つにわけ、二十四の季節を感じることは多忙な時代のスロウでヒトヤスミな時間。
そしてほとんどの人が農民だった時代のコミュニティは結といわれ、人々はお互いに労力を交換して助け合ってきた背景があります。恵那山を崇拝の対象としていた旧恵那郡を『ゑな』とし、令和の結って何だろう?と発信しています。

寒露

この時期は、お祭りや体育祭など多くのイベントでにぎわう季節です。運転していると地区のお祭りが開催されていることもしばしば。神輿やはっぴに地域性があり、笛や太鼓も特色があり見入ってしまいます。

日中は過ごしやすく、参加したいイベントや食べたい秋の味覚、おすすめされた書籍に忙しくなりそうです。そんな中恵那山麓では、銀杏の葉が黄色く色づき、金木犀が香り出しました。金木犀の香りは自然からのギフトだと感じています。多くの人に受け取って欲しいなと思います。

中秋の名月

ススキが黄金色に輝き、風にゆれて神秘的な雰囲気を醸し出しています。古くからすすきは神様の住まいと考えられていました。空洞の茎は神様の声を伝えると信じられ、鋭い切り口は邪気を払うと考えられました。お月見のすすきは収穫を守り、豊作を祈る象徴です。今でも、その願いは持続可能な未来への希望と重なります。

中秋の名月では、ススキと共に栗ご飯や団子、葡萄やかぼちゃ、さつまいもなどを供えします。わたしも秋の味覚を楽しみながら、月の美しさに感動しました。今の時代も月の輝きは人々の心を惹きつけるものです。

日本人は秋の月に多くの名前をつけて愛でてきました。十五夜や十三夜、芋名月など、月に関する季語は数え切れません。立待月(たちまちづき)は名月から二日後の様子。名残惜しい感情を、立って待っている月と表現することが日本らしいと思います。それぞれの月にはそれぞれの魅力がありますね。

寒露の時期は自然や文化に溢れた季節で、収穫や感謝を表す季節でもあります。私たちは自然から恵みを受けています。恵那山麓から、その恵みに感謝する心を持ち続けて、自然と調和する生活を目指したいと思います。

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