中野方でローカルを学ぶ、起業を学ぶ。欲しいミライは自分でつくる。

Interviewee

人生百年時代ともいわれる昨今。自分の人生の中で、いつかは小さくても自分で自分のなりわいを創っていく時代がやってくるのでは?ともいわれるようになりました。例えばちょっとした頼まれごとや、副業も含まれるかもしれません。ローカルでなりわいが創れるなんてわくわくする!!と私は感じています。

そんな中、「なかのほうローカル起業カレッジ」第2期の募集が始まっています。『欲しいミライは自分でつくる』を掲げ、都会に暮らす人、地方に暮らす人、地域の人、どんな人も対象の学べるカレッジです。

私自身、初回の「なかのほうローカル起業カレッジ」に参加させてもらったことで移住・定住を考えられている皆さんのなりわいに興味を持ちました。何かを始めたい!これに挑戦したい!と目を輝かせる人々からパワーをもらっており、スタートアップの人々をインタビューしたいと思ったきっかけになりました。開業に向けて背中を押してもらった地域運営支援員のお二人にお話を伺いました。

Q起業カレッジを立ち上げたきっかけを教えてください

大江「きっかけは、中野方は田舎だから空き家がたくさんあるだろうと思われがちですが、意外にもないのです。空き家待ち状態なんです。中野方町はアパートがないため空き家バンク登録物件がないと、移住、定住に繋がらないんです。ですが、この活動は持続していく必要があり町の人口は減少していくし、若い人たちに来てもらいたいと思っています。だから、空き家登録の推進や移住案内だけでなく、外の方人に中野方を知ってもらう必要もあると思いました。そのために町のファン作りを考えたいなと。ただすでに坂折棚田のオーナー制度や縁農ボランティアの農業体験などもあるし、〇〇学校、田舎塾などはどこでもあるし…何が尖ったことで魅力にできないかな、と考えたのがきっかけです。そして、町に欲しい人材は、町の資源を使って自分で何かしたい人。そして次の担い手になるといいなと思っています。」

長江「中野方は町から離れている土地柄もあってか、もともと自分たちのことは自分でやる風土があるんですね。市役所の職員も二人と少ないですし、必要なことは自分で作っていかないといけない。今では若者が外に出て行ってしまって大工さんも片手で数えるほどしかいない。肩肘を張って企画したという感じでもなくて、中野方らしさをテーマにしたという流れがありますね。第一期参加者で定住を決められた方は、家の改修が終わってもうすぐ引っ越しされます。ご夫婦で定住を決められたんですけど、カフェと民宿の開業を控えていますよ。このカレッジにはいろんな人がきてくれたらなと思います。交流の場になったら嬉しいです。」

中野方の強みを生かした企画作りができるのは、お二人が土地の魅力を感じて定住した方というのが大きいのだと思いました。講師の先生方も、地方へ移住して、地域に根ざし、地域の人たちと関わりながらなりわいを創っている方々です。

「移住に興味があるけど、仕事はあるのかな?」

「やりたいことがあるけど、本当に食べていけるんだろうか…」

「今は会社勤め。でも、移住するなら仕事も働き方も変えたい!」

「なりわいに魅力を感じるけど、自分にできることなんてあるのかな…?」

そんな不安や疑問に、講師、スタッフの皆さんにも一緒になって向き合ってもらえます。そこに暮らしている支援員のお二人が移住、定住したあとの暮らしやなりわいの力になってもらえるのは心強い。今は各地でまちづくりが開催されていますが受け入れる側の想いを学べるのもカレッジの特徴だと感じました。令和の結はこうして創られていくのかなと思います。

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