二十四節気『穀雨』

二十四節氣

穀雨 koku_u

穀雨は春の終わりを告げる時期。この時期の恵那山麓は春の雨が穀物を育て、農作業の準備が整う時です。雨をつかう二十四節氣の名前は「雨水」と「穀雨」だけです。春に雨の漢字がつかわれているというのが最近になってしっくり感じるようになりました。秋になれば「露」、「霜」と表現し、冬になると「雪」となります。

今年は雨が多いように感じました。日本語には雨の名前は400種類ともいわれます。春の雨は花との言葉が掛け合わせてあり、雨の日がさらに静かに美しく感じられます。桜が咲くまでの雨は花時雨(はなしぐれ)。桜は満開から一週間ほどで花を散らします。その時の雨は桜雨(さくらあめ)と呼ばれます。そして催花雨(さいかう)と呼ばれる春の雨が次々に花を咲かせるのです。

八方睨みの龍

春に降る雨のことを「春の雨」といいます。そのままの言葉ですが、美しく感じられるのは開花の季節に心が浮き立っているのかなと思いました。そして春の雨が上がり、晴れ間が見えると虹が出やすい時期でもあります。だんだんと空気が潤ってくるので、この時期から雨上がりに虹を見ることが多くなるそうです。 雲間から差す柔らかな光に、不意に浮かび上がる春の虹。古くから虹は大蛇にたとえられているそう。もともと虫という漢字は蛇をあらわしたことから、虹という字に虫偏がつくという説があります。山から空にかかる大きな蛇は、時に龍のように感じることがあります。

そこで思い立ち、上矢作の円頂寺へと足を運びました。明治維新に廃城になった岩村城より移築された「八方睨みの龍」といわれる天井絵を寝そべって見させていただきました。畳八畳分の天井絵でどこからみても龍が睨んでいるように見えることから、このように呼ばれるそうです。毎回何かが違って見えるような気がします。

 いろいろな花が咲き乱れ、新緑が芽吹く季節の虹は特別に感じます。その年初めて立つ虹を「初虹」と呼びます。この自然の恩恵に感謝しながら今日もいろんな種を蒔いてみようと思いました。

ゑなの結

私たちは恵那山のふもとでフリーペーパーを発行している任意団体です。本当の意味で“誰一人取り残されない”のは季節の移り変わりではないでしょうか。また美しい自然から、地域の強みや魅力を教えられているのは、私たちだとも感じています。 心を豊かにするこの地域のひとときを二十四節氣とともに発信。そしてこの地のスタートアップから、インタビューや寄稿を通したコンテンツは、恵那山の頂きより「ヤッホー!」と叫ぶように、多くの人々に届いたらいいなと思っています。

We are a voluntary organization that publishes free papers at the foot of Mt. Ena. Isn’t it the change of seasons that truly means that no one is left behind? I also feel that we are the ones who are taught the strengths and charms of the region by the beautiful nature. We will transmit a moment of this region that enriches the mind with 24 seasons. And I hope that the content through interviews and contributions from startups in this area will reach as many people as possible like shouting “Yo-ho!” from the top of Mt. Ena.


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