春分 しゅんぶん
春分とは昼と夜が同じ長さになる日。初日は国民の祝日として「自然をたたえ、生物をいつくしむ日」とされています。四季のある日本ならではの、美しい祝日です。「春分の日」には、太陽はほぼ真東から昇り、ほぼ真西に沈み、昼と夜の長さが同じぐらいとなります。
「春分の日」を境に、昼の時間が少しずつ長くなっていきます。「暑さ寒さも彼岸まで」というように、日に日に暖かさが増し、本格的に春らしくなってくるのです。
また、この日の前後3日間、合わせて7日間は、春のお彼岸でもあります。お彼岸も日本ならではの行事だといいます。春分は季語にもなっていて、多くの有名な俳句が残っています。ご先祖様を想い、この日に見たものや感じたことが何もかも特別に思えるのかもしれません。
Shunbun (Vernal Equinox)
Shunbun is the day when the lengths of day and night are equal. The first day is designated as a national holiday, known as "a day to praise nature and cherish living beings." It's a beautiful holiday unique to Japan with its four distinct seasons. On "Shunbun no hi" (Vernal Equinox Day), the sun rises almost due east, sets almost due west, and the lengths of day and night are approximately equal.
Moreover, the three days before and after this day, totaling seven days, mark the spring equinoctial week, known as Higan in Japan. Higan is also considered a uniquely Japanese event. Shunbun is a seasonal term in Japanese literature, with many famous haiku poems dedicated to it.
胞山県立自然公園
恵那山は胞山と書いて「えなさん」と呼ばれていました。天照皇大神の胞衣(えなとは、胎児を包む胎盤のこと)を納めた場所がこの山との伝説から言い伝えられています。
遠いご先祖様に想いを馳せて、岐阜県中津川市と恵那市にまたがる、根ノ上にて湖のほとりを歩きました。今も胞山と表記してあることにきっと何か意味があるのだろうと思います。
標高約900mのてっぺんにある高原に根の上湖、保古の湖と2つの湖があり、一年を通じて湖畔の森を散策する事ができます。
散策路は落ち葉と散松葉が混ざってふかふかの絨毯。野鳥は姿を見せてはくれませんが鈴のように鳴いています。遠くには水鳥もいて、そこから続く湖面の反射が幾何学的でした。そしてふいに無音にもなる特別な場所が増えました。
標高が900mと高いのでまだ霜柱があり、草花はそんなに活発ではありません。これから水芭蕉やカタクリに続いてツツジが咲き、季節ごとに様々な表情を見せてくれるのでしょう。自然をたたえ生物をいつくしむためのふさわしい場所です。
ゑなの結
私たちは恵那山のふもとでフリーペーパーを発行している任意団体です。本当の意味で“誰一人取り残されない”のは季節の移り変わりではないでしょうか。また美しい自然から、地域の強みや魅力を教えられているのは、私たちだとも感じています。 心を豊かにするこの地域のひとときを二十四節氣とともに発信。そしてこの地のスタートアップから、インタビューや寄稿を通したコンテンツは、恵那山の頂きより「ヤッホー!」と叫ぶように、多くの人々に届いたらいいなと思っています。
We are a voluntary organization that publishes free papers at the foot of Mt. Ena. Isn’t it the change of seasons that truly means that no one is left behind? I also feel that we are the ones who are taught the strengths and charms of the region by the beautiful nature. We will transmit a moment of this region that enriches the mind with 24 seasons. And I hope that the content through interviews and contributions from startups in this area will reach as many people as possible like shouting “Yo-ho!” from the top of Mt. Ena.
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