恵那市明智町で、夫婦で養蜂を営みながら、自然の中で過ごすフリースクールを運営しています。里山の恵みをいただきながら、暮らしと仕事を紡いでいます。
養蜂を始めたのは、自然の循環の中で暮らしたいという思いからでした。蜜蜂が飛び交うフィールドには、四季の移ろいがあり、子どもたちが夢中になって遊び学ぶ姿があります。 ほあかりの森では、その日やりたいことを子どもたち自身が話し合い、森探検や基地づくり、木工、焚き火、蜜ろうキャンドルづくりなどを楽しみます。大人が決めるのではなく、子どもが自分で考え、仲間と動く。その姿はとても力強く、自然の中だからこそ育まれるものだと感じています。
一方で、里山に暮らすようになって考えさせられることがありました。
草が伸び放題になった耕作放棄地が増えていて、維持管理の大変さや人手不足から、昔ながらの風景がだんだん姿を変えていくのを目にしてきました。
そこで「もっと自然なかたちで土地を生かせないか」と考えるようになり、たどり着いたのが“馬”でした。
馬はかつてこの地域の暮らしの中にいました。草を食べ、糞が土を肥やし、農地を耕し、自然の恵みが循環する暮らしをつくっていました。私たちは、馬の力を借りることで耕作放棄地を命の営みの中で整え、美しい里山の風景を維持していきたいと考えています。
そして、馬がいる暮らしは、人と人をつなぎ、人と自然をつないでくれると信じています。 馬をきっかけに大人も子どもも集い、草を刈り、世話をし、語り合う。いつの間にか人と人の距離が近づき、自然の中で過ごす時間が心をやわらかくしてくれる、そんな場をつくりたいのです。
恵那に移住してから、地域の方々をはじめ、応援してくださる多くの方々に助けられながら、昔の知恵を取り入れた新しい里山暮らしを模索してきました。自然の豊かさ、子どもたちのたくましい成長、人と人の温かなつながり。それが、次の一歩を踏み出す力になっています。
ここ恵那の里山で、蜜蜂と森と子どもたち、そして馬とともに、新しい里山暮らしを紡いでいきたい。そんな未来を思い描きながら、日々できることから取り組んでいます。
この土地で子育てをする皆さんと、子どもたちが育っていく姿を共に見守り、日々の喜びや悩みを分かち合っていけたらうれしいです。
【恵那山のふもとからの寄稿】は恵那、中津川に移住定住して下さった人々のなりわいに感謝したい、応援したいというおもいがあります。また、ここで産まれた人々、今は他の土地に根差し活躍している人々の紹介。スタートアップでこれからこんなことしていきたい!応援して欲しい!熱いおもいを伝える人々の場所としたいとスタートしました。 そんな私たちも応援して頂いています。この循環が大きくなってこの土地が豊かになりますように。次のクールの支援も始めました。シェアして頂けたら嬉しいです。
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special thanks/Koike.lab


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